小説
一章「白雪」 | それは13年前に起こった悲劇。 白い闇に呑み込まれた、あの日のやくそく。 |
二章「腹鼓」 | ポンポコポンッ♪ カタいこと言わずに、お気楽が一番っす! |
三章「騒乱」 | ここにはいろんな人が泊まりにくるっすよ。 そりゃぁ中には、ニガテだなぁって人もいるわけで・・・ |
四章「信頼」 | おいらに一つ、大事なお仕事を任されたっす! 健兄ぃはすいぶん心配なご様子っすけど・・・ |
五章「笑顔」 | ついにこの日がやってきちゃったっす〜! でもなんだかこのお客さん、なかなかの強者なヨカン・・・ |
六章「鼓舞」 | 一人で立つこと、生きること。 おいらにできることは、背中を押すことっすかね♪ |
七章「衝動」 | おいらにだって抑えきれない気持ちはあるんす。 でも、それを知られたら・・・ |
八章「伝心」 | 健兄ぃの気持ち、おいらの気持ち。 今夜は長い夜になりそうっすねぇ♪ |
九章「威圧」 | おいらのことが新聞に載ったっす♪ 悪い気はしなかったんだけど、でも、なんでこんなことに… |
十章「愛憎」 | 高名な腹鼓師の証城寺先生に捕まったおいら。 そこで、二人の腹鼓師にまつわる真実を知ったっす・・・ |
十一章「支配」 | 証城寺先生の思惑なんかに乗せられるつもりはなかったっす。 でも、おいら・・・ |
十二章「真実」 | おいらを巡って言い争う女将さんと証城寺先生。 この二人の口から、おいら信じられないことを聞いたっす。 |
十三章「月光」 | おいら、気づいたっす。何が欲しいのか、何をしたいのか。 それすら選んで来れなかった自分の弱さに。でも、今は・・・ |
十四章「鼓動」 | 母ちゃんに会えたら、おいら、どうなるんだろう? それに証城寺先生が、おいらに教えたかったことって・・・ |
十五章「距離」 | 目の前にいる相手でも、ずっと遠くにいることがあるんすね。 やっと会えた、母ちゃんとの距離は・・・ |
十六章「絶望」 | おいらは・・・ひとりぼっちで・・・悲しくて、苦しかったっす。 もう八つ当たりはしないって、決めてたのになぁ。 |
十七章「奇跡」 | 時を超えて響け、腹鼓。 ここに生きる喜びを、鼓動に変えて。 |
終章「 鼓 」 | いつまでもポンポコポン♪ |