幻楼夢狩綺譚 夢追い虫 
登場人物


○神楽 幸助(かぐら こうすけ)
17歳の狸族の少年で、桜庭高校の二年生。
好奇心旺盛で明るい性格だが、少し甘えん坊なところがある。
甘いものが大好きな割に3ケタ突破目前の体重を気にしており、何度となくダイエットを試みたもののあっという間に挫折を繰り返している。
ワケあって、母親との二人暮し。

○相羽慎哉(あいば しんや)
幸助の親友の犬族で、明るくやんちゃな少年。
食い意地の張り具合は相当のもので、幸助の食いっぷりも彼に引きずられている所が大きい。
何をするにも幸助と一緒で、傍目には兄弟のような関係である。

○食虫(しょくむし)
幸助の中に在る「腹の虫」。幸助と密接な繋がりを持つらしい。

○桂木 継子(かつらぎ つぎこ)
幸助の目の前に現れては、意味深なメッセージを残して消えてしまう謎の猫族の少女。
「えにし」を繋ぐ力を持つというが、その力が何に由来するものかなど、一切が謎。

○神楽 春奈(かぐら はるな)
幸助の母親。
いわゆる肝っ玉母ちゃんで、料理が得意。
ファッションデザイナーとして活躍しながらも、家庭を蔑ろにせずきちんと幸助の面倒を見ている。

○相羽 正臣(あいば まさおみ)
慎哉の父親。
温厚で奔放。喫茶店「海の家」を経営している。
若い頃は湘南かどっかでバリバリやってたらしい(笑)
亡くなった妻ともども陽気な性格で、ばっちり慎哉に遺伝してしまっている。

○神楽 福助(かぐら ふくすけ)
幸助の父親。
幸助が三歳の頃、ある事情から家を出て、それっきり行方不明。
幸助の身の回りで起こる数々の運命と、深い関わりがあるらしい。

○謎の老婆
占い師のような風貌の、得体の知れない猫族の老婆。
幸助に近づくが、その正体、目的は不明。


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